理事長の柏本氏の方針として、実際の年齢に関係なくご本人の「働きたい」という意志の強さ＝「やる気年齢」が大切であり、元気さえあればだれでも働いてほしいという考え方でシニア世代の雇用を以前から行なっています。

「やる気年齢」を大切にしており、在宅での老々介護等が行われる中で、介護事業所の人材不足解消を含め元気なシニア世代には働いてほしい活躍してほしいと考えています。（現在の職員46名中21名がシニア世代）

高齢者だけでなく障がい者雇用も進めており、法定雇用率より高い状態です。

1人1人の働き方に合った雇用を目指しており、時間や仕事内容も個々にできることを調整しながら働いていただいています。

（本事業を通じて紹介した）Cさんを面接した際に、年齢より若く見え元気でおられたので、頑張って働いてもらえると感じました。

当初考えていた通りにお仕事していただいており、十分に働いてもらっています。

仕事内容は、ご本人と話しながら調整をしています。老人ホームでの就労経験もあるため、若いころの経験から無理をして働かれないように、決めた仕事をしてもらうようにしています。

施設には若い20代や40代、80代近い職員もいて、多世代の職員がいることで業務が円滑に回るように感じています。

若い職員は若さで動いていただき、経験のある職員は今まで培ってきたことを若い職員へ伝えていただいています。多世代が働いている環境はよいことだと感じています。

年長者の方には今までご自身が培ったもの、教わってきたことを若い職員に伝えていただきたいです。

若い世代の職員より、年配の方のほうが細かいことに気を利かせて業務に当たられている印象を持っています。掃除なども年配の方のほうが細かく気づかれていますね。

（今回採用したCさん）は、施設利用者の方と丁寧にお話をしてくれる機会が多いです。他職員からも利用者の隙間の時間に気づいてもらえるとの声があがっています。他職員が業務に追われていると、利用者の方が空く時間ができることがあるのですが、（今回採用したCさん）はそれに気づいて「塗り絵をしませんか」などと利用者の方に適切にフォローをしてくれています。

シニアの方は、ちょっとした服のほころびにも気づかれていたり、ボタンを付けてなおしたり、タンスの中の服を畳みなおしてくれたり、ちょっとした気配りなど職員ができていない部分も余裕をもって対応してくれる点もありがたいです。

シニアで働きたい方には気軽に当施設を訪ねてもらえたらと思っています。

同じ年代の職員ばかりでは気が付かないこともあるので、シニアの方にも是非一緒に働いてもらいたいです。どんな方にもその人に合うお仕事を選びつつ、工夫して行える役割があるので、積極的に来てほしいです。